花粉症に効果的なアロマ おすすめ精油5選

毎年早いと1月、2月頃にはスギ花粉が飛び花粉症の人にはとてもつらい春が始まります。そのあともヒノキやブタクサのアレルギーを持っている方は数か月にわたり不調が続きます。

さらに今年の冬は寒かったり急に暖かくなったり、体の調節も大変です。

陽だまりの中お散歩したい日もありますが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや喉のイガイガ、そしてお肌の調子も良くない..。そんな時期に少しでもアロマテラピーで心地よく過ごせるよう、今回は花粉症に効果的なおすすめの精油をご紹介します。

アロマテラピーの効果

アロマテラピーでは精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれる芳香植物(ハーブ)から抽出した100%天然のエッセンスを使います。

アロマテラピーの優れている点は心と身体の両面に働きかけ、人間が本来備えている自然治癒力を引出し高めてくれるところです。
「自然のものなのだから安全」と思われがちですが、これは間違いです。精油の中の成分には医薬品の原料として用いられる成分も数多く含まれています。使用するときは必ず安全な使い方をする、使用する精油は良質なものを選びましょう。

今回まとめた花粉症に効果的なアロマテラピーの説明は精油の香りからサポートを取り入れる方法です。安全に使用しやすいので、生活の中に取り入れる参考にしてみて下さい。

花粉症におすすめの精油 5選

ユーカリラジアータ

学名:Eucalyptus radiata
科名:フトモモ科
主な産地:オーストラリア、中国
抽出部位:葉
香りの系統:樹木系
ラジアータは少し落ち着いたスッーとしみ通るような香りです。ユーカリに含まれる1.8シネオールは鼻粘膜の炎症を抑える作用があり鼻の通りを良くします。去痰作用・抗ウイルス作用に優れ、呼吸を深く楽にして肺の機能を高め淡やカタルなどの呼吸器系のトラブルにも効果的です。頭をスッキリする香りは憂鬱な気分も明るくしてくれます。
また皮膚への刺激はやや強めなので希釈して使用しましょう。ラジアータは他のユーカリ精油の中でもケトン類を含まず香りも穏やかなので使用しやすい精油です。

ラヴェンサラ(ラヴィンツァラ)

学名:Cinnnamomum camphora(Ex:Ravensara aromatica)
科名:クスノキ科
主な産地:マダガスカル
抽出部位:葉
香りの系統:ハーブ系
爽やかでありながら強すぎず穏やかなスッーとした香りです。日本ではクスノキと呼ばれている樹木で、アロマテラピーで使用されるラヴェンサラ精油は1.8シネオールが多く含まれ、抗菌・抗ウイルス作用に優れながらも皮膚に例外的に優しく子供にも使用することが出来ます。免疫力を高めるほかさまざまな感染症に効果を発揮します。精神面でも不安やストレス・パニックなど襲われたときの精神的なダメージにも役立つ香りです。

マートル

学名:Myrtus communis
科名:フトモモ科
主な産地:地中海全域、北アフリカ
抽出部位:葉
香りの系統:ハーブ系
梅に似た白い花を咲かせることから、日本では銀梅花(ギンバイカ)と呼ばれています。
葉は揉むとユーカリに似た強い芳香を放ち、古代から神に捧げる植物であり祝い事に使われてきました。
香りは清涼感のある甘いやさしい香りで、1.8シネオールが含まれているため気管支や鼻粘膜の炎症、鼻づまりの解消に役立ちます。また鎮静作用の強い酢酸リナリルやリナロールも含まれています。皮膚への刺激は穏やかで子供にも使用することが出来ます。入眠しにくい方の芳香浴にも鎮静作用があり刺激が弱いので最適です。

カモミールローマン

学名:Chamaemelum nobile
科名:キク科
主な産地:ドイツ、フランス
抽出部位:花
香りの系統:フローラル系
ギリシャ語で”大地のリンゴ”という言葉からカモミールという名前が付けられ、名前の通り甘いリンゴを思わせるような香りを持ちます。カモミールローマンに多く含まれるエステル類の成分は抗アレルギー作用があり炎症物質の放出を抑える作用があります。
母と子の絆を強める力があると言われ、優しいお母さんの温かさを感じさせ鎮静作用があり精神的な理由のわからないイライラや寂しさを癒す効果があります。また胃腸などの消化器系の不調にも効果的です。比較的穏やかで使いやすい精油ですがブタクサにアレルギーのある場合はパッチテストをしてから使用するといいでしょう。

ラベンダー

学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
主な産地:フランス、イギリス
抽出部位:花
香りの系統:フローラル系
ハーバルとフローラルな香りを併せ持つラベンダーの香りは抜群のリラックス効果があります。成分として酢酸リナリルを多く含み、抗炎症作用、抗ウイルス・抗真菌作用、鎮静作用、皮膚再生作用など花粉の時期の不調にも効果的です。眠れない時、イライラや情緒が不安定な時、平常な状態に戻し思考を整理させ落ち着きを取り戻すのにも役立ちます。
ラベンダーは万能精油なので1本あると様々なところで活躍できるおすすめの精油です。

効果的な使用方法

精油は様々な使い方が出来ますが、今回は花粉症の時に使いやすい使用方法を2つ選びました。

デュフューザー

デュフューザーを使用すると簡単に芳香浴ができます。精油のエネルギーを蒸気にして部屋中に広げることができ、部屋がよい香りに包まれ全身に浴びることが出来ます。

アロマシール

マスクの外側に精油を垂らしたシールを貼る方法です。コロナ期でこの方法を取り入れましたがとても便利です!外を歩いている時、仕事中など日常的にいつも使用できます。

私は楽天で購入しましたがAmazon、無印良品、あとは100円ショップにも売っているようです。

アロマシールは香料の付いた商品のほうが多く売られていますが、今回の花粉症の症状緩和のための精油を使用する際は「無香料のシール+精油」を使用する方が効果的です。

まとめ

花粉症に効果的なアロマは、鼻粘膜の炎症を抑え呼吸を楽にする香りを使用します。
私自身も花粉症歴20年以上なので実際に使用して試したうえで、今回は成分的効果と使いやすさの良い5本の精油を選びました。
3つのハーブ系でスッーとする香り、2つのフローラル系でやさしい穏やかな香り、その中で自分が好きな香りをえらんで下さいね。

花粉症にかかる人は他のアレルギーや複数の物質にも反応しやすく、年間を通して何かしら不調が出やすいと思います。発症する時期は人によってあらかじめわかっているので、できれば花粉症が発症する前から使用した方が効果的です。

ひどい場合は薬を飲み、食生活やビタミン栄養バランス、十分な睡眠を摂り体調の状態を整えたうえでアロマテラピーの自然の力と良い香りで快適に過ごしましょう♪

※アロマテラピー精油は必ず安全性に注意して使用して下さい
※精油を選ぶ際はアロマテラピー専門で扱っているお店で購入することをお勧めします



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